略奪愛の結末
メグさんとは毎日メールをした。
社会人になって結構つらい毎日でも メグさんの
支えがあって頑張れていた。

マリからもよくメールがきた。
メグさんの宝物のマリが早く一人前になってくれれば
メグさんの背負ってきた荷が軽くなる。
俺も兄になったつもりで マリを支えていくつもりだった。

会いたい

文章の中では恥ずかしがらずに伝えられた。

そうね

メグさんはやんわり返してくる。

メグさんの中で 俺の存在がどう映っているのかが
気になったけど
でも俺は 離れているからこそ
メグさんには真剣な言葉で 気持ちを伝えた。

マリから修学旅行があると聞いて 俺は
その時メグさんに会いに行こうと決めた。


マリがいないなら メグさんはきっと素直な
一人の女になってくれる そう思った。

空港でマリに会った時は驚いた。
何だか後ろめたかった。

出張 メールできない
マリに嘘を重ねていくようで……。

マリは相変わらず活発で輝いている。
メグさんの愛を一身に受けて

少しマリが憎らしくもあった。

「マリがいなかったら・・・・・。」

俺の心の中で そんな言葉が浮かび上がる。
そして慌てて蓋をする。

でもマリがいなかったら……
きっとメグさんはもっと楽に生きられるし
女として素直になれるんだ

手を振るマリを見ながら自己嫌悪に包まれていた。
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