時を越えて
「琥珀、時間だ」



私は無言のまま烈火について行く。



「ついたぞ」


私は光景を見てびっくりした。



間違えない。

ここは五つ目扉だ。
星の印もある。



でも飛鳥がいない事には封印する事もできない。


目の前にあるのに。



「月光が出ている
さぁ、始めよう」



烈火は私を部屋の真ん中に連れて行き向かい合わせした。



「では、始めるぞ」



烈火は私の首に顔を近づけ首筋を舐めた。



「甘い、選ばれし血を持つと体がまで甘いんだな」


「いや、やめ…て」


「これはお前が決めたことだ」


決めた?
あぁするしか凌平を助けられなかったんだから仕方ないじゃない!



「次は血をいただくぞ」



そう言い烈火の顔が近づいてくる。



10cm、5cmとじわじわと顔。



「嫌ー!!」



バン!



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