俺様彼氏の甘い罠
今にも触れてしまいそうな唇。
嫌で、嫌で、仕方なくて。
ボロボロと零れる涙を見て
笑いを零した会長は
顎から手を離して涙を拭った。
「 ─────────まぁ、見れば分かるかな 」
ボソッ、とそう呟いた後
上から3つボタンを外されて
「 いや・・・やめてください! 」
項にキスをされて、鳥肌がたつ。
やだ、やだって首を振るけど
壁と会長に挟まれているせいで
逃げられない。
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