パステルカラーの恋模様 2
「何か、すいませんでした…」

笑い疲れてテンション下がった啓ちゃんが、ぺこんと頭を下げた。

かわいい…。

本当にごめんね、啓ちゃん。疲れちゃたネ。


「小僧は…いつから、その、うちの娘と付き合ってるんだ?どうやって知り合った?」

「ああ、それは夜コンビ二の帰り道を歩いてたら……」

「あーーーッ!!」


セ、セーフ…。

啓ちゃんはいきなり口を塞がれてびっくりしている。


ハテナを飛ばすお父さん。

あの日の事がバレたら…確実にしめだされる!!



「アハハ…。お、同じ高校だから、普通に学校で知り合ったの」

「付き合いだしたのは、一年前くらいです」

「ふーん」


おもしろくない顔するお父さんに、啓ちゃんは続けた。
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