私のナイトはやくざ
真由美の笑顔をみたのはいつだったか・・・

それすら思い出せない。


そして、運命の時がきた。

借金取りが自宅まできて、真由美を連れていくと言い出した。

さすがに俺はそれには納得ができなかった。

俺は真由美に惚れているから・・・

こんな愛情おかしいと思うだろうが、俺にも最大の愛情表現だった。


真由美はどこかに電話をかけ、そしてその相手はすぐにあらわれた。

そいつは男だった・・・

俺が、いない間に、男を作っていたのかと思うと、また、腹が立った・・・


でも、それは違うとすぐに分かった。

そして、そいつは俺の借金が利息で膨らまないように手配してくれ、

俺は、真面目に働いて返すことにした。

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