私のナイトはやくざ
それなりの会社に勤めても、毎月のもらえる額は知れている金額だった。

生活費を除くと、借金のために返済に充てられる金額は数万だった。

いつになったら、この借金が終わるのか・・・

俺は、借金がなくなったら、真由美を迎えに行こうと考えていたんだ。


でも、そんな思いを真由美は・・・あの高籐は奪ったんだ。


真由美と離れて、数か月がたったころ、

仕事仲間と一緒に1件のキャバクラに行った。

正直、真由美との別れの原因となったような店には行きたくはなかったが、

これも付き合いだと思って行った。


店に向かう途中で・・・俺は見てしまったんだ。

あいつが真由美の腰に手をまわし、自分の女のようにいるのを・・・


俺は、その時から、前以上に壊れて行った。

女は誘われるがまま抱いた。

仕事もやめた。


もっと手っ取り早く稼げるところで働くことにした。

< 118 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop