私のナイトはやくざ
「真由・・・ここは病院だよ。もう心配いらない。
 どこか痛いところとかある?」

私は首を横に振った。

確かに、体中痛みがあるけど、その痛みは昔感じた痛みだったから…


「真由…俺がいたのに…すまん。
 真由をこんな目にあわせて…」


和真さんは、悲しそうな目で私を見つめている。


『違うんです。私がついて行ったんです・・・だまされて』


私は、なぜあんな所まで行くことになったのか。

すべての経緯を話した。

和真さんは最後まで聞くと、私は悪くないからと言ってくれた。

そして、話しずらそうに山下の事をはなした。

今は、組事務所にいるとの事だった。


もちろん、怖くないわけがない。

会うことを考えただけで、体が硬直する思いだ。

でも・・・


私は、このままにしておいたら、また同じことを繰り返すのではないかと思った。
< 141 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop