私のナイトはやくざ
和真さんと一緒に事務所まで来た。

足や手が震える。

まだ、顔も見ていないのに・・・

和真さんが大丈夫だと言うように私の手をぎゅっと握ってくれた。

それでも、震えは止まらない。


「真由…無理しなくていい。
 家に帰るか?」

和真さんのやさしさだと思う。

けど、これで最後にしたい

もうこの呪縛から解放されたい。

私は、震えながら、顔を横に振った。

一緒に行くということを伝えるために…


和真さんは私の答えを見ると、肩を抱き寄せ、耳元にキスをした。

それが、私に安心を与えてくれた。

和真さんに守られながら、部屋へと入って行った。
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