私のナイトはやくざ
「てめー。何言ってんだ?
 俺がこいつと別れるわけねーだろーが・・・

 俺が借金作ったって、こいつが返せばいいんだよ。
 こいつの体は高く売れるからな・・・

 それなりに稼ぐだろう。
 100万くらいのために、やるかよ。てめーなんかに・・・」


「そうですか・・・仕方ありませんね。
 では、借金はあなたが返してくださいね。」


「てねーの耳は飾りもンかよ?
 真由美が体で返すんだよ。
 こいつは俺のために働くんだよ…

 分かったら、帰れ。」


「真由美さん・・・私と一緒に来ますか?」

高籐さんは私に手を差し伸べてくれた。

私は、その手をつかみたい。

そう感じた。この手が・・・私のすべてを満たしてくれるような気がしたから。
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