私のナイトはやくざ
はずかしい・・・見られないように気を付けていたんだけど…


「それに・・・彼が誰かも知っているわ・・・
 ・・・高籐和真・・・でしょ。」


『なっなんで・・・』


「うーん。それはねぇー。
 まっ高籐和真本人を呼んできた方がいいかもね・・・

 私の口から言えることは、あの男が女に必死になっているのは初めて見たってことかな・・・
 真由美ちゃんのおかげでいいもの見せてもらったわ・・・」


『なんか二人の間には何かあるんすか?』

「うん。でも私の口からは言えないわね。
 言ったら彼に叱られても困るから・・・」


二人の間にはきっと何かある。でもそれは終わっていることなの?
それとも、今でも・・・

私何考えてんだろう。

私が付き合うとか何も返事してないのに・・・

これじゃまるで、ヤキモチ妬いているみたいじゃない。

えっ・・・私ヤキモチ妬いてんの?

ってことは私は和真さんが好きなんんだ。

それじゃなきゃ・・・こんな気持ちにならない。

自分の気持ちの気がついた時には、

こんな切ない状態だなんて・・・

悲しくて涙が出ちゃうじゃん・・・



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