私のナイトはやくざ
おうちは、ここはいつ時代かと思わせるような作りの家だった。

奥にある大きなリビングのような場所に案内され、

少しすると、今まで以上のオーラを放つ人が現れた。

すぐに、お父さんだと思った。

この大きな組織のトップだと・・・


『やっ夜分にお伺いしてすみません。
 はじめまして・・・山本真由美と申します・・・
 えっえっと・・・和真さんにお世話になっています』


私は、いっぱいいっぱいになっていた。


「いや・・・はじめまして。和真の父です。
 どうぞ・・・おかけください。」


「親父・・・今こいつとマンションで一緒に住んでる。
 紀子の後輩だそうだ・・・」


「そうか…和真の女…いや彼女を連れてくるのは初めてでね。
 真由美さんですか・・・できの悪い息子ですがよろしくお願いしますよ」


『そっそんな・・・私なんかに・・・』


「かわいらしい娘さんだな。和真にはもったいない・・・」


「真由は俺の女だ。親父」


「分かっているよ。和真が必死になるよう人なんだろ。
 真由美さん・・・和真の事で困ったことがあったらいつでも言ってくださいな
 
 いつでもわたしは真由美さんの味方ですから・・・」


私は、私の見方だって言ってくれる人がいるのがほんとにうれしい・・・


『あっありがとうございます。
 でも・・・和真さんには本当によくしてもらってますから・・・』
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