踏み台の女神
「いえ、私で良かったら

聞きますよ」


「ありがとう。


……何て言うか、いろいろと、わからなくなっちゃった」



神様は再び窓の方へ視線を移した。


日は沈んだが、空がまだ薄明るい。


夜が来るまでの、ほんのひととき

あらゆるものが青白く染まる時間である。



いつの間にか、昨日より心持ち細くなったような淡黄色の月が昇っていた。


金色の星が1つ輝いている。
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