六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉【完】
「マジで。
客観的に見なきゃわかんないかもね。
しかし……ちょっと前までは、
裸見てもノーリアクションだったのにねぇ。
だんだん人間らしくなってきたんじゃない?」
「やめてえぇっ、忘れてたのに!」
とにかくしっかりブラをつけ、Tシャツにショートパンツであたしは畳に転がった。
「うあぁ~」
「でも瑛、さりげなく気をつかったつもりなんだろうね」
「何がっ?」
「ん?夢を具体的に見れなくて当然、みたいな事言ってたじゃん。
前なら間違いなく、“役立たず”って言ったのにさ。
やっぱり、ちょっと変わったよ、あいつ」
「…………」
そうかなぁ。
相変わらず意地悪にしか見えないけど。
清良、色眼鏡で見すぎじゃないかな。
うーんとうなっていると、清良がポンポンと肩を叩く。
「さっ、朝食朝食♪」
「行きたくな~い……」
「はい、ダメ~。
行きますよ~」