六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉【完】


お父さんとお母さんも、太一のあとに続く。



「ありがとう……お父さん、お母さん、太一……」



お礼を言うと、全員が優しく笑った。



「ちなみに、清良ちゃんの西尾家は、武士の家系でね。

ご先祖様同士協力して、悪霊退治なんかをしてたのよ。

それで今回は、清良ちゃんがあなたの手助けをしてくれる事になったの」


「武士って、えぇっ!?清良まで!?」


「おぅさ。うちには男がいなくてさ。

あたしだけど我慢してね」



清良はいつものように、普通に話す。



「うそ!聞いてないし!」


「そりゃあ、内緒のプロジェクトだったんだもの。

【まりあ保護計画】は、あんたが産まれた時からのものだからね」



そんな……。


確かに清良は、小さい時からの友達で、ずっと近くにいてくれた。


でも、そんな理由があったなんて……。


< 36 / 691 >

この作品をシェア

pagetop