六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉【完】
お父さんとお母さんも、太一のあとに続く。
「ありがとう……お父さん、お母さん、太一……」
お礼を言うと、全員が優しく笑った。
「ちなみに、清良ちゃんの西尾家は、武士の家系でね。
ご先祖様同士協力して、悪霊退治なんかをしてたのよ。
それで今回は、清良ちゃんがあなたの手助けをしてくれる事になったの」
「武士って、えぇっ!?清良まで!?」
「おぅさ。うちには男がいなくてさ。
あたしだけど我慢してね」
清良はいつものように、普通に話す。
「うそ!聞いてないし!」
「そりゃあ、内緒のプロジェクトだったんだもの。
【まりあ保護計画】は、あんたが産まれた時からのものだからね」
そんな……。
確かに清良は、小さい時からの友達で、ずっと近くにいてくれた。
でも、そんな理由があったなんて……。