遊びじゃない
やっぱりなんか病んでんのかな、私…。
以前なら、たとえ付き合ってる人がいなくても家に上げたかどうかわからない。
いくらカッコいい、好きだと思った人でも初めて食事した日に家について行ってコトを済ましてしまうなんて…ほんと、どうかしてた。
そりゃあ2年も付き合ってた彼に振られたのはショックだったけど…。
彼氏がいなくなったっていうショックだけじゃなくて、なんだか……ううん、やっぱりよくわかんないんだけど、これが焦りっていうものなのかな…。
誰も私を必要としてなくて、誰も私を見ていない…そんな気にふっとなってしまった気がした。
考え込んでいる私は、ゆうが脱いだスーツや鞄を持っていることに気付いてなくて。
「…まおちゃん、ありがとうね。僕、帰るよ。コレは洗濯して返すから着てっちゃうね。」
「え?」
まだお酒が残っているような少し浮腫んだ顔でヘラヘラ笑うゆうが目の前に立つ。