遊びじゃない
「…………そうだっけ?」
はぁっと大げさに溜息をつく美織を見つめてても、そんな話は私の脳内にはインプットされてない。
だってあいつってばほんっと目立たないんだもん。いつも隅っこでちびちび飲んでる印象しかなかったし、今は今で眼鏡女子フェチのことしか……。
眼鏡女子のくだりで、またこの間のことを思い出す。
あの様子じゃ、私もお気に入りの眼鏡女子の仲間入りしたのか…。でも私は寝る前に外すだけだから、職場じゃ眼鏡にまつわる萌えは楽しめないと思うんだけどな。
「ふうん…いいんじゃない?」
「何がいいのよ。」
ゆうが仕事出来ようが出来まいが、結局は関係ないし。そりゃあの話術と外見でどうやったらダントツに出来るのかは疑問だけど、それとこの間の事は全く関係ない。
「中野と麻央、悪くないわよ。あの遊び人より幾分マシだと思うけど?」
「なに言ってんのよ、美織まで……あ、いや、なんていうか…。」
「美織まで?なによ、もしかしてもう?」