遊びじゃない
そうして、私はまた立派なマンションのエントランスにいるわけで。
冷たくなったパスタを無理矢理咀嚼して、ディナーくらいのお会計を済ませて。歩こうと思ったけど、久々の生理痛はかなり堪えてタクシーから降り立ったところ。
ひどい時には飲んでる鎮痛薬も今は手元になくて、ほんとはかなり帰りたい。
だから、なかなかゆうの部屋番号を押せないでいる。
あ~、ほんとお腹痛い。しかも腰もかなりダルイ。
「……まおちゃん?大丈夫っ?」
インターフォンを鳴らすのを諦めて壁にもたれていると、突然自動ドアが開いて部屋着のゆうが走り出してくる。
「あれ…押してないよね?」
「うん。でも、そろそろくるかなって思って出てきた。飲み物もないなと思って」
「あ、そう…」
あの日以来ちゃんと見るゆうの顔はなんだか少し戸惑ってるようで。私は痛みで上手く笑えてないはず。