恋わずらい



なんでいるんだよ!!


ってゆうか、どうでもいいとか聞かれてるし!!!


「みみみ、雅くん!お、おっはよ~、今日は早いですね!!」


超他人ぽい口調で話しかけてみた。




でも雅は無理やり笑うあたしと裏腹に、泣きそうな表情になる。




・・・なんで?


どうしてそんな顔するの?


別れた原因はそっちじゃん・・・。



「・・・悠里、今日俺が朝練さぼったの、悠里と話すためなんだけど」


あ、朝練?


だからいつも教室来るの遅かったのか~。


・・・って、今はそんなそことどうでもよくて。


「それってどうゆ「でももうどうでもいいんだよなっ、じゃあ俺朝練いくから。じゃあなっ」


雅はあたしの言葉を遮って教室から出て行った。




「っ・・・なによ、泣きそうな顔して・・・。泣きたいのはこっちだっつうの・・・」


「ちょ、悠里?」


わけわかんなくなって泣き出すあたしに、菜々は驚く。


「雅くんのことどうでもいいんじゃないの?」


「・・・どっ、どうでもいい、もんっ・・」
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