涙が途絶える日まで
移り変わりの恋

塾の帰りに春香が、

春香のお気に入りの渋谷先輩から

坂本先輩のアドレスを聞いてくれた。
そしてそれを私に送ってくれた。

「留美、メールしてみなよ!」

『うん!』

「なんて言うの?」

『えーっと、
“同じテニス部の福浦留美です。私のことわかりますか?”
これでいいかな?』

「いいとおもう!」

『じゃあ送ってみる。』

《送信完了》

送っちゃった。

『どうしよ〜返事くるかな?』

「よかったね!きっとくるよ!」

くると信じて待つしかないな〜。

『じゃあ、また明日ね!』

「うん!返事きたら教えてね〜」

『もちろん!』

春香と別れて、家に帰った。

ご飯を食べて、お風呂に入った後、

ケイタイを開いてみたら

坂本先輩からメールがきていた。

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