星になるまで☆短編
そして歩き続けて5分…。どこにもたどり着かないじゃん。
「あのさ、どこ行くんですか?」
「別に。じゃ、ここでいっか。」
斗真くんは近くにあった河原を指して走りだしそのまま芝生に座り込んだ。あたしも仕方がなく隣に座り込む。
「…愛華ちゃんの事は前から知ってたよ。超可愛い子がいるって噂になってたから」
「へっ?///」
かっ可愛い…?///
「でも案外違うね。乱暴だし。」
「なっ…!」
「でも、楽しいかも。」
「いっいきなりなんなんですか…」
「俺。井上斗真よろしく。愛華ちゃんは知ってるよ。久住愛華でしょ?」
「はっはい…///」
斗真くんはからかうように笑った。それからお互いの話をした。話し出すと止まらなかった。性格が合うっていうか…話し出すとお互いがまるで自分のようだった。
―それからあたしたちは何ヶ月か友達として付き合いをしてやっと恋人という付き合いを始めた。