[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「3人なら余裕だよね?」
「いけるけど……青喧嘩できんの?」
なっ!
出来るに決まってるでしょう!
長年……でもないけどある程度鍛えられた私の喧嘩術をなめるな!
盟をじろりと睨んだ。
「あぁ、できるんだな。
だからその怖い目はやめろ。
折角可愛いのに」
おだてても何もでませんよー。
「いや、だって髪とか今は結んでるけどサラサラだし、瞳とかちょっと青っぽくて綺麗だし……」
「うるさい。
黙れ。
今は出ることが最優先」
全く……言わせておけば好き勝手言いやがって。
昔はこの瞳好きだったけど、今はあの人の血のつながりを嫌でも認識させられて気持ち悪い。
瞳の事をいわれるのは嫌いだ。
「ごめん、怒った?」
「怒った」
「ひでぇ!
そこは怒ってないって怒りながら言うところじゃねぇの?」
盟が苦笑いをする。