[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
返事がないってことは待ってたんだろうなぁ……。
圭一は私の前をスタスタを歩いていく。
歩幅くらい合わせてくれたっていいじゃないか!
背が小さいため、もちろん歩幅も小さい。
欲張らないからあと10センチは欲しいなぁ……。
「……遅い」
仕方ないじゃん。
反論する前に、私の体は圭一の肩の上にあった。
俵担ぎ(たわらかつぎ)かい!
べつにショーパンでパンツなんか見えなからいいけどさ!
ってか、
「降ろせ!
これはこれで何げに恥ずい!」
「倉庫につくまでな」
倉庫行くまでとかやだ!
しかし、いま暴れると私の体は真っ逆さまに落ち地面に叩きつけられる。
大げさかもしれないが少なくとも私はそう感じた。
っけ!
なんでこう無駄に身長が高いんだ!