[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「単刀直入に言う。
少し、青の過去を調べさせてもらった」
心臓がドクンとはねた。
それを合図にどんどん心拍数が速くなっていく。
握りしめている拳の中がじわりと濡れてくるのを感じた。
「青の兄貴は……、
全国№1の族、“紅葉”の元総長……。
で間違いないか?」
心臓が、一瞬停止したように感じた。
呼吸がだんだん乱れてきた。
やめて……。
あのことを思い出させないで……!!
目の前がだんだんと黒く塗りつぶされて行った。