cafe au lait
 均整のとれた胤くんの顔。遥斗以外の顔をこんな間近で見るの初めて……


 柔らかな髪が顔にかかった。



「ゆっくりでいいからね。トーコさんが好きだよ」



 薄い唇が、私の唇と合わさる。


 他のお客さんがくるかも? とか、

 この椅子は背もたれがあるからキスから逃れられないんだ! とか


 そんな発想をしてしまう自分が嫌だ。

 本物のカワイイ女なら、こんな時なにを思うのだろう?




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