cafe au lait

「トーコさん! 会いに来てくれたんですかっ!」

 
 チリンチリンと呼び鈴がなり、彼が店から顔を出す。


「あっ……あの……」


 なんて答えればいい?


 商売繁盛してそうで安心しました。


 違う。もっと可愛く……。


 胤くん……モテ男だったんだね?


 違う!


 カフェラテの代金支払いに来ました。

 そうだ……退職金も入ったし、今の私はちょっとリッチだから……


 違う!!!!!






「トーコさん入って、この店一人で今忙しいんだ」


 はやく、と有無を言わさない彼は意外と強引だ。



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