cafe au lait

「うっ、うん」


 ニコニコ顔の胤くんの後ろには「あんた誰よ?」と睨む女子たち。



 こっ……恐い。

 おうちに、帰りたい。



「トーコさん、あそこの席があいてるから座って」


 さあ、と彼の腕が私の腰に回ると……視線は鋭さを増す。


 いっ……痛い!


 しかも、そこにはファンタジーな椅子が私を待っていた。



「昼食は? トーコさん」

「あっ、まだだけど……」


 ファンタジーな椅子に浅く座ると、テーブルにメニューが置かれた。


 彼はもう一度微笑むとカウンターへ戻っていってしまった。






< 63 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop