墓場が似合う女神へ手を伸ばす
15の王女の負担をなくすため、その王女が治める全ての民の不服を請け負えるほどの技量。いくら幼い頃からその地位になると見越され、厳しい教育をされてきたにせよ、早すぎた。
まさか17でその地位につけるとは誰も思うまい。教育はまだまだ続き、いずれは――というものがいきなり突然に、何の前触れもなく訪れたのだ。
十年先の予定が次の日になった。
そんな馬鹿げた話を彼は――ロードは一年の歳月で埋めてみせたんだ。
更に馬鹿げた話だろう。荒唐無稽で――だからこそ、“姫のためだからできたこと”。
全てはその言葉を言うために。