墓場が似合う女神へ手を伸ばす
「ロードのおかげで泣く暇がなくなっちゃいましたよ。王女(私)が泣いてばかりでは、民が不安になりますからね」
荒療治だと笑う姫。
“そうでもしなければ、立ち直れなかった少女が今こうして笑ってみせる”。
「それから、段々と王女として在り方が板についてからは、余裕もできて、周りの助力も要らなくなった時にあの屋敷に残ったのは私とロードだけ。
もともと、前王が亡くなったあの日から政権に関わる人もいなくなってしまいましたからね。新しく来た人など所詮は付け焼き刃。他国からの助成ばかりで、どうにもこちらの国に不利益をもたらす人ばかりでしたので、ええ」
ロードが追い出しちゃいました、とその時の光景に姫はおどけてみせた。