墓場が似合う女神へ手を伸ばす


姫の騎士であるとの自覚を表したような、毎日、鍛練を積み続けた荒れた手先。豆ができ、潰れて、その上にまた豆ができてしまうような。きっと見えないだけで彼の体には様々の傷(成果)があるのだろう。


守らなくてもいいのに、いてくれればいいのに――


「泣きそうなのは、そっちでしょう……」


笑っていてくれたらいいのに。


「私は泣きませんよ、あなたが泣くのだから」


優しすぎるあなたは、私で傷つきやすい。


「姫の笑顔(優しさ)に甘えて、何も見なかったことにはできません」


優しすぎたあなたは、一人で傷ついている。


「まいり、ましたねぇ」



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