ハスキーボイスで酔わせて
たった一つの恋が世間にばれただけで、
こんなにも生活がガラリと変わるなんて。
「だとしたら、何なの?」
「いや、芸能人と付き合うってのは…どうなのかなって…」
「は?何言ってんの?何も知らないクセに知ったような口聞かないでよ」
私…最低だ。
ただ、晃にあたってるだけだ。
キツイ口調で返してる自分が嫌になる。
晃は何も悪くないのに…。
「じゃ」
最後まで晃に表情すら見せずにそのまま去る私を、
晃はもう声をかけることも追いかけてくることもしなかった。