金色の師弟
アデルはくつくつと笑うと、強引にその手を取った。
「きゃ……」
「俺がリードする。だからルイは、俺に合わせて動けばいい」
引き寄せられ、アデルの手がルイの腰に添えられる。
くるりと回りながら、アデルは他のペアたちの踊る中央へと足を進めた。
面白そうに口元を手で隠したノルンと、アデルの強引さにきょとんとするディン。
拙い足取りで二人の方を見ていたら、腰に添えられていたアデルの手がルイの顎を掴んだ。
「お前の相手は俺だろう?……頼むから、違う奴なんか見ないでくれ」
懇願するように、アデルは目を細める。
ルイの顎を掴み、無理矢理にでも空色の瞳に自分を映させた。
頬を染めぎこちなく頷いたルイに微笑むと、ルイのつむじに軽くキスを落とす。
「アデルさっ……!」
「おっと、危ない」
わざとらしく言ってのけ、アデルは涼しい顔で足をもつれさせたルイの身体を抱き寄せて、回る。