元恋人の甘い痛み【完】

「…私…こういう事した事ないし……した後…嫌いになったりしない…？」

「そんな事気にしてたのか？」

「だって…私は……雷牙と違って…経験ないから…楽しくないと思うし……嫌われたくない…」

「…嫌いになんかなる訳ないだろバーカ。それに、こん位で嫌いになるなら、初めから付き合ったりしない」

「……うん」

「俺はお前を抱いたらきっと、今以上好きんなる自信がある」

「本当？」

「ああ、本当だ。だから、お前の全部を俺に預けてくれないか？何も心配はいらねぇから」


優里の額、鼻、頬へと順にキスの雨を降らせた。