元恋人の甘い痛み【完】
「アンタが来ないなら株を安値で売り捌く事、頭に入れておいて。じゃーな、優里ちゃん」
その男は事前に私の名前を調べたのか、不適な笑みを浮かべては開いた扉へと歩みエレベーターから出て行ってしまった。
何よこれ。まさか本気じゃないわよね?いいえ…あの目は本気だった。もし、私が明日ホテルへ行かなかったとしたら…間違いなく大惨事になり兼ねない。
かと言ってあの男と関係を持つ事になったら、後々弱味を握られて面倒な事にも成り兼ねないし。
どうすれば良いのか、分からないわ。