元恋人の甘い痛み【完】


雷牙は鍵を開けてドアを開き私が入るのをドアを開けて待ってる。その前を通り玄関で靴を脱ぎ上がった。


「お邪魔します」

「どうぞ」


リビングへと入ると、この前酔った流れで此処へ来て目覚めた時は周りを見る余裕がなかったのだが、広くて綺麗でシンプルな部屋。


三人掛け様の白いソファーに硝子のテーブル。六十インチ程の大型テレビ。濃い茶色の四人掛け用ダイニングテーブルがあり、カウンターキッチンと清潔感溢れる部屋。


「綺麗にしてるのね」

「寝に帰るだけだからな」

「女に掃除させてるんじゃないの?」

「まさか」


否定してるみたいだけれど、どうでしょうね。

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