元恋人の甘い痛み【完】
「どう?私に見下ろされる気分は」
「……最悪よ」
「でしょうね。貴方達、もう帰って良いわよ」
先程車へ乗せられた時にいた黒いスーツを着た男数名が車に乗り込み帰って行った。
どういう事?
「…何がしたいの?」
「そうねぇ。貴女を陥れたいかしら」
「…はぁ……馬鹿じゃない」
「こんな立場でも平然と憎まれ口が叩けるなんて流石ね。だけど、こんな口が叩けるのも今だけよ」
「……貴女顔は綺麗なのに中身は真っ黒なのね。女として所か人間のクズだわ」
私はゆっくりと立ち上がると、目の前の女を睨む様に見据えた。