元恋人の甘い痛み【完】

「さっきの事なんだが…」

「…ええ」

「…理由も無しにあんな事をする様なお前じゃない。何があった?」

「……貴方が気にする様な事は何もないわ」

「優里。話してくれ」


雷牙は真剣な眼差しで私を見据える。


もし私が言ったらどうなる?彼女に仕返しするなら、貴方に言った方が早い気もする。


だけど、言った所で私を信じてくれる?あの女との付き合いが長いなら…私じゃなくてあの女を信用するんじゃない?


そう思うと簡単に言えない。


< 263 / 709 >

この作品をシェア

pagetop