元恋人の甘い痛み【完】
「優里から連絡来るなんて珍しいな。何かあった?」
「いいえ、特に何も」
「そっか」
隆之は私の腰へ腕を回し手を添え、エスコートされるがままに車に乗り込む。
先程雷牙が立っていた場所へ視線を向けると、そこにはもう雷牙の姿は無かった。
小さく息を付いた所で、隆之が運転席に乗り早速車を走らせ繁華街へと向かう。
「何が食べたい?」
「んー、お鍋とか?」
「なら鍋にするか」
「ありがとう」
車内では会って居なかった間の面白エピソード等を隆之が話してくれて話が盛り上がった。