元恋人の甘い痛み【完】


「仕事の引き継ぎは誰がしてくれるの?」

「引き継ぎ等必要ない」

「そんな事言われても、私貴方の事何も分からないわ?」

「兎に角、俺について回ると良い。その内覚えんだろ」

「…何よそれ」

「ジュオールについての説明書はコレだ。読んでおいてくれ」


雷牙は私へと会社の説明が載せられた分厚い資料を私に差し出す。


今までお世話になった会社は全て引き継ぎして来たから、何だか凄く不安だわ。


雷牙の考えている事がいまいちよく分からないわね。


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