元恋人の甘い痛み【完】
「先に言っておくけど、私痛いことは嫌よ?もし、この前みたいに傷を付けたりしたら、ただじゃおかないから」
「あん時はどうかしてた。勿論だ。傷付けたりしない」
「約束できる?」
「約束する」
助手席から流れる景色を眺めた。
よくよく考えてみたら、雷牙以外の人の車に乗る事ないからか、何だか落ち着かない。雷牙の運転ならこんな気分にならないのに。
さっさと終わらせて帰らなきゃ。
隣で財前が何か話しているけれど、全く耳に入ってこなかった。