元恋人の甘い痛み【完】

「お前は親をダシにして俺と一緒になろうとしてんだろ?」

「それは…」

「まあいい。話はそれだけじゃない」


雷牙は椅子に座ったまま恵梨香の事をじっと見据えた。


「…隠しカメラ」

「!?ど、どうしてその事…」

「男を使って隠しカメラで優里の部屋を盗撮させたな?」

「…………」

「その映像をネットや会社へばらまくつもりだったのか?」

「…………」

「それとも優里を脅すつもりだったのか」


恵梨香は俯いて、口を閉ざしてしまった。
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