元恋人の甘い痛み【完】
こんな、いやらしそうな人と二人きりだなんて嫌よ。二人共、早く帰って来て。
「…優里ちゃん」
「は、はい?」
不意に太股に違和感を感じたと思った刹那、見下ろした光景に唖然となり身体は硬直する。
先方が私の太股に手を滑らせ、いやらしく内腿を撫で回してる…?
これってまさか…。
「や、な…何するんですか!」
「何するんですかって、分かってるんだろう?」
「…っ…やめて下さい!」
先方の手はエスカレートし、股の間へと手を忍ばされ、我慢出来ずに思い切り先方を突き飛ばした。