元恋人の甘い痛み【完】

『シンプルだけどダイヤがしっかり光ってるみたいなので、このようなものはどうですか?最近でた新作でイメージとしては、幸福なんです』

「…幸福」

『素敵な彼氏様がいらっしゃいますので幸せそうですし、お客様にぴったりだと思います』


確かにこういう捩じった様な土台にダイヤが埋め込まれたデザインは好きだけど…値段が。


『彼氏様はどう思われますか?』


彼氏じゃないんだけど、クリスマスの日にジュエリーなんて彼氏だと思われても仕方ないわよね。


「デザインはいいと思うが、これは何カラットですか?」

『0,3カラットです』

「1カラット以上が良いな」

「ちょっと雷牙」


そんなにいいダイヤ入ってたって、所詮身に着けるのは私なんだから、ネックレス負けするじゃない。
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