元恋人の甘い痛み【完】
どれくらいの時間が経ったのだろうか。カーテンの隙間からは光が差し込んで部屋が明るくなっている。
もう朝なのね。こんな広い部屋で一人にするなんて、雷牙が帰って来たら文句言ってやる。
帰れなくなる程飲むのもダメ。自分の限界を知らなきゃ、これからもまた同じ様になるわ。
ベッドから降りてリビングへと入り、時計を見たら六時半になっていた。
雷牙は何時頃に帰って……――。
その時、ドアの鍵が開く音がした。
雷牙が帰って来た?