元恋人の甘い痛み【完】

左手薬指にゆっくりと嵌る婚約指輪。


クリスマスに買ってもらったネックレスよりも大きめのダイヤモンドが光る綺麗な婚約指輪。


「綺麗ね」

「優里にぴったりだろ?」

「またそんなホストみたいな事を」

「本当の事を言ったまでだ」

「有難う、雷牙。ホスト雷牙でも素直に嬉しいわ」

「ホストもそれはそれでいいかもな。お前専属のホストならな」

「もう雷牙ったら」


雷牙は私の腰へ腕を回し引き寄せる。


「遅くなったが、誕生日おめでとう」

「ありがとう」


私、とっても幸せだわ。凄く幸せ。
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