Secret Lover's Night 【連載版】
本来ならば高校生でもおかしくはないだろう千彩は、ソファの上で膝を抱えて丸まっていて。
その姿を「そういや体育の授業であんな格好して座ってたな…」などと思いながら呑気に見つめていると、それに気付いた千彩が嬉しそうに駆け寄って来た。
「どした?」
「ちさも!」
「ん?手伝うてくれるん?」
えへん、と胸を張る千彩の頭を撫で、カゴの中から数枚のタオルを手渡す。
「じゃあ、それちぃの担当な?」
「はーい!」
元気良く返事をした千彩が、パンッとタオルを広げた。それに頬を緩ませながら、抱きしめたい衝動に駆られる。
けれど、今朝の光景がふと頭を過ぎり、慌てて伸ばしかけた手を引いた。
抱き締めてしまえば、そのままどうにかしてしまいそうで。理性と欲望の狭間で揺れながら、何とか自分を保つ。
「はるー、今日はお出かけするん?」
「んー…あぁ、せやなぁ」
「スーパー行く?プリン買ってー?」
「プリンかぁ。干し終わったら材料買いに行こか」
「材料?」
「俺作ったるから、ちぃも手伝ってくれる?」
「うん!」
晴人の提案に、千彩の笑顔が輝く。
料理を教えてやるのも悪くない。と、擦り寄る千彩の髪を撫ぜながら晴人は微笑んだ。
「それ干し終わったら、着替えておいで」
「えー?さっき着替えたよ?」
「下、それやっぱ短すぎるわ。もっと長いのあったやろ?」
「こんなもんやーってけーちゃん言ってたよ?」
「けーちゃんはけーちゃん。俺は嫌なの」
「んー…変なのー」
不思議そうに首を傾げる千彩の頭をわしゃわしゃと掻き回し、はぐらかすように晴人はTシャツのシワをパンッと伸ばす。
あかん…ええおっさんが何言うてんや。独占欲丸出しやないか。
そう自嘲するも、ストッパーを外してしまった以上、その想いはコロコロと転がり行くだけで。
晴天の匂いを勢い良く吸い込み、少し冷静になれ…と、改めて自分に言い聞かせた。
その姿を「そういや体育の授業であんな格好して座ってたな…」などと思いながら呑気に見つめていると、それに気付いた千彩が嬉しそうに駆け寄って来た。
「どした?」
「ちさも!」
「ん?手伝うてくれるん?」
えへん、と胸を張る千彩の頭を撫で、カゴの中から数枚のタオルを手渡す。
「じゃあ、それちぃの担当な?」
「はーい!」
元気良く返事をした千彩が、パンッとタオルを広げた。それに頬を緩ませながら、抱きしめたい衝動に駆られる。
けれど、今朝の光景がふと頭を過ぎり、慌てて伸ばしかけた手を引いた。
抱き締めてしまえば、そのままどうにかしてしまいそうで。理性と欲望の狭間で揺れながら、何とか自分を保つ。
「はるー、今日はお出かけするん?」
「んー…あぁ、せやなぁ」
「スーパー行く?プリン買ってー?」
「プリンかぁ。干し終わったら材料買いに行こか」
「材料?」
「俺作ったるから、ちぃも手伝ってくれる?」
「うん!」
晴人の提案に、千彩の笑顔が輝く。
料理を教えてやるのも悪くない。と、擦り寄る千彩の髪を撫ぜながら晴人は微笑んだ。
「それ干し終わったら、着替えておいで」
「えー?さっき着替えたよ?」
「下、それやっぱ短すぎるわ。もっと長いのあったやろ?」
「こんなもんやーってけーちゃん言ってたよ?」
「けーちゃんはけーちゃん。俺は嫌なの」
「んー…変なのー」
不思議そうに首を傾げる千彩の頭をわしゃわしゃと掻き回し、はぐらかすように晴人はTシャツのシワをパンッと伸ばす。
あかん…ええおっさんが何言うてんや。独占欲丸出しやないか。
そう自嘲するも、ストッパーを外してしまった以上、その想いはコロコロと転がり行くだけで。
晴天の匂いを勢い良く吸い込み、少し冷静になれ…と、改めて自分に言い聞かせた。