『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「・・・・・・藤堂さんは、
前の会社の先輩なのよ。」
黙っていた優さんが、俺の疑問に
気付いたのか、ボソッと言った。
「前の会社の先輩・・・ですか。」
それで呼び捨て・・・・・
仲が良かったのかな。
「良かったらお昼、
ご一緒していいですか?
あっもしかしてもう
食べ終わりました?」
藤堂さんが瑠美さんと俺に聞く。
「ちょうど今から
頼む所だったのよ〜♪
どうぞ、座って!」
瑠美さんはかなり嬉しそうに、
隣の椅子に置いていた荷物をどけた。
藤堂さんは瑠美さんの隣に座る。
あっ・・・・やったぁ♪
優さんが隣に座る!!
俺は慌てて自分の横の席の
カイト用荷物をベビーカーに退けた。
優さんは黙ったまま俺の隣に座った。
邪魔はいるけど
優さんとランチだ〜
な〜んて、単純な俺は、
この二人の関係をまだ知らずに
喜んでいたのだ。