『主夫』だって『恋』してますけど何か?


ランチも運ばれてきて、
四人で食べながら談笑する。

・・・・というか、瑠美さんが
ひたすら喋っている。


藤堂さんは笑顔で聞いていて
優さんはずっと不機嫌。



「肇君、優が後輩じゃぁ
大変だったでしょ〜?」

瑠美さん・・・・・肇君って。

初対面・・・・
しかも優さんの元先輩で
今はお客様なのに。



でも、優さんの会社での
様子には興味あるな。



「そうなんですよ。
新人の時に良くお客様と喧嘩して。
謝りに行くのが大変でした。
なぁ・・・優。」

藤堂さんは優さんを
ちらりと見て笑った。



いつも冷静な優さんが喧嘩・・・

信じられない。



「・・・・・余計な事言わないで。」

藤堂さんを睨む優さん。


「本当の事だろ。
なんど慰めてやったんだよ。
お前の事。」

ニヤリと笑う藤堂さん。



慰めるって・・・・・

あの優さんが落ち込んでたのか?



「・・・・・藤堂さん。
少し黙ってくれないかしら。」

・・・・・かなりご機嫌斜めの優さん。


「優は昔からせっかちだから〜!
相手の意見ちゃんと聞かずに
先回りして喧嘩するのよ。」

瑠美さんが笑う。


「ですね。まぁそんな優が
可愛かったんですが。」

今、さりげなく
可愛かった言ったよな。

この男油断できない・・・



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