『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「あら♪良かったわね優!
素敵な先輩に育てて貰って。」

藤堂さんの言葉を聞いて
瑠美さんが笑う。


「お母さんまで変なこと言わないで。
この人の事、素敵な先輩なんて
思った事なんてないから!」


優さん、なんかムキになってますか?


「そんな俺と付き合ってたのは誰だよ。」

クスクスと笑う藤堂さん。



へ?



「・・・・・ちょっと!!
何言って・・・・」

慌てる優さん。



藤堂さんは・・・・


優さんの元カレ?





「あら、二人は
そんな関係だったの!」

瑠美さんも驚いている。


「はい。
結婚も考えていましたよ。」

爽やかに言い切った藤堂さん。



まじ?


まさか・・・・・
あの指輪は・・・・・



「・・・・・・今は関係ないでしょ!」

怒鳴る優さん。


気づけば周りの人達が
この席を見ている。


美男美女がいるから元々
見ていたのだろうが
美女が怒鳴ったから
さらに興味があるのだろう。



「これは失礼しました。
旦那さんの前だもんな。」

俺に微笑む藤堂さん。



なんなんだよ、さっきから。


藤堂さんは明らかに俺を
馬鹿にした顔で笑う。





「・・・・・今、優さんは俺のものです。」



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