『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「じゃぁ僕達は仕事に戻りますね。
楽しかったです。
瑠美さん、またいつかお食事でも。
優の旦那さんもね。
失礼します。」
そう言って藤堂さんは
会計を済ませて店を出ていく。
優さんが自分と俺達の分を
払おうとするのを
さりげなく交わしながら。
くそっ最後まで
カッコイイ男でムカつく!
どうせ、俺なんて優さんが
働いたお金で生活してるから
人に気前よく
ご馳走なんてできね〜よ!
てか、今から仕事の時間終わるまで
ずっと優さんは
あいつといるのかと思うと・・・・
ダメだ。
あいつの自信満々な嫌みな笑顔しか
浮かんでこないじゃないか!
「和樹君も大変ねぇ〜」
瑠美さんが人混みに消えていく
二人を見ながら呟いた。
「あんな奴には負けません!」
格好よさでは負けてるけど・・・・・
「ふふっ!頑張ってね!」
瑠美さん・・・・頑張ってって。
俺、一応優さんの旦那ですよね?
瑠美さんはニコニコしながら
食後のコーヒーを飲んでいる。
でも・・・・藤堂さんが
優さんの元カレってことは・・・・
マリンの父親・・・・
いや、まさかな。
優さんくらい美人なら、他にも
何人かと付き合っただろ。
藤堂さんはその中の一人だよな?