『主夫』だって『恋』してますけど何か?
ギュウッ・・・・・
「・・・ちょっと!?
・・・・なによ和樹!」
俺は先に玄関に入って
ヒールを脱ごうとした優さんを
後ろから抱きしめた。
「・・・・・優さん
俺だって男なんです。」
嫉妬くらいするし、
優さんを独り占めしたいんだ。
ギュッ・・・・・・・
俺は優さんをさらに強く
抱きしめた。
「俺だけの優さんでいて・・・・」
優さんの耳元で囁く。
情けないかもしれないけど、
藤堂さんに優さんが
奪われそうで恐いんだよ。
優さんは・・・・・
こんな事したら、いつもは無理矢理
俺から離れるか怒鳴るのに、
なぜか何も言わずにじっと
俺に抱きしめられている。
「優さん・・・・好きです。」
優さんから香る、
甘すぎないクールな香水。
優さんの身長は俺とほとんど
変わらないから、屈まなくても
頭が目の前にある。
抱きしめる細い腰。
髪から少し出ている
白い耳はわずかに赤くい。
ビクッ・・・・・
優さんの耳を軽く噛んだら
驚いたのか、優さんの体が撥ねた。
「「・・・・・・・・・・・・・・」」
なんとも言えない沈黙。
もしかして、いいのかな?
チュッ・・・・・
今度は首筋にキスをしてみた。
「・・・・・・・・・・・・・」
やっぱり怒らない。